大学ではプログラミングや、デザイン性にこだわったホームページ制作などに熱中していた私が、現在勤務している会社と出会ったのは、学内での企業説明会。もともと情報系に興味があった上に、この会社で働く先輩から話を聞いて「女性が働き続けやすい環境」だと感じ、就職先の有力な候補として意識しました。それからは、キャリア支援課で面接に向けての助言をいただくなど、さまざまな形で大学のサポートを受け入社に至りました。
私は今、物流現場や食品メーカー、機械部品メーカーなどで使われる倉庫管理システムの開発を担当しています。お客様の要望や業務内容に応じたプログラミングを行うのが主な仕事です。開発を進める際には、専門知識はもちろん、打ち合わせなどでの「コミュニケーション能力」が求められます。実際に業務にあたって、プログラミングの基礎知識やコミュニケーション能力のベースは、大学での４年間でしっかり身に付いていたことを実感しています。
情報系の学びをベースに、文化、観光など幅広く学べることが、文化情報学科に進学した理由です。なかでも、ゼミを通じて自動作曲プログラムの開発に取り組んだことは印象的でした。学外のコンペに応募して選抜され、人前で発表するという貴重な体験もしました。こうした多彩な学びを礎に、会社での研修や業務で得られる経験を通して、日々成長していきたいと思っています。この仕事は、結婚・出産など女性のライフステージの変化にも対応しやすいので、経験を積んで力をつけながら、長く仕事を続けていきたいと思っています。