「車掌」といえば子どもたちは憧れの眼差しを向けてくれます。まだまだ女性の少ない職場ですが、子どもたちの期待を裏切ることなく、日々安全第一の運行をめざしています。業務では、車掌として中国からのお客様に接することも。そんな時、第二外国語として学んだ中国語と上海への留学経験が役に立っています。ほかにも韓国への短期留学など、語学を学びながら異文化に触れ広い視野を獲得したことは、総合大学の特徴を生かして得た貴重な経験となっています。
中学・高校の頃から、現代社会や政治経済の授業が好きでした。大学進学の際は、「経済や法律、政治など社会科学全般の知識を身に付けながら、多角的に学べる」ことが魅力で、現代マネジメント学科へ。大学では特に「経営戦略論」に関心を持ちました。実際の企業がどのような戦略によって経営を行い、成果を上げているのか。企業のサクセスストーリーを研究することで社会に対する見方が変わってきました。大学での4年間、授業やゼミ、留学など興味を持って積極的に参加したことで、社会で活躍するために必要な主体性や行動力が身に付いたと思います。
車掌として列車の安全運行を守り、お客様に安心して目的地までご利用いただける環境を提供するために、日々さまざまな対応が求められます。時間に正確で安全なのが“当たり前”と思われることが多い中、お客様からいただく何気ない感謝の言葉は大きな励みとなります。今後は大学で修得したマネジメントの知識と、身に付けた主体性や行動力を生かしながら、さらなるキャリアアップを図りたいと思っています。