「絶対先生になってね！」という生徒の言葉が、私に勇気と自信を与えてくれました。教師になることに迷いを感じながら体験した教育実習。実際に生徒と過ごした時間は、本当に楽しく充実していて、私の進むべき道だと実感しました。やれることはすべてやって、全力で取り組んだ教員採用試験。支えてくれた多くの人たちに、良い知らせを届けたいという思いで頑張ることができたと思います。
教師になるのは、高校生の頃からの夢。同時にものづくりへの興味もあり、生活環境デザイン学科へ入学しました。学科では、アパレルメディア、インテリア・プロダクト、建築・住居といった暮らしを支える学びをバランス良く学修。その延長で、家庭科教員の免許も取得できます。私の好きな実習では、ものづくりの知識やスキルを身につけ、さらに作品コンセプトやその考え方も修得します。その成果を試す卒業制作では、片麻痺患者の方に向けて「片手で化粧ができるミニドレッサー」を制作し、高い評価をいただくことができました。教師となった今、大学での学びは確実に生きています。生徒に伝えたいことは、ものづくりの楽しさ。うまく作ることにこだわらず、自由に表現することを楽しんでほしいと思っています。