国土交通省は、国土開発や交通、運輸など幅広い分野を管轄する省庁。私の仕事は、海外からの玄関口となる港湾や海岸の管理や整備、保全に関する業務です。普段の日常生活では馴染みのない港湾法に基づき、監査などを行っています。港湾法については、まだまだ勉強中。その法律がなぜ必要なのか、一つひとつに向き合いながら身につけています。
4年間で、特に興味をもった学びは政治学です。学生にとって国の打ち出す政策は、どこか他人事だったのですが、その政策の背景を考えることで身近な問題となり学修意欲につながりました。それらの学びは、今の仕事にもつながっていると思います。ほかにも、学生時代の印象深い思い出の一つに、休学して臨んだ海外留学があります。フィリピンではデング熱にかかり入院するというハプニングがありましたが、その経験を通して人間的に自立し成長することができました。帰国後は、国家公務員をめざし猛勉強の日々。国家公務員経験のある先生からのアドバイスや面接指導のおかげもあり、希望をかなえることができました。現在、国土交通省では女性の活躍が期待されています。私も知識と経験を積み、女性としての感性を生かしながら、仕事に取り組んでいきたいと思います。